2013年11月13日水曜日

髪は女性の命

『シャンプーを使った結果、髪は女性の命だという事が良く分かりました。』という日本語について考えてみました。この日本語は日本人には問題なく受け入れられますが、英語的には不合理なセンテンスです。

解説をします。「シャンプーを使って髪を洗う」行為と「髪は女性の命」という表現には整合性がありません。つまり、「シャンプーを使って髪を洗ったらとてもきれいになった」という事実と、「きれいな髪は女性の命である」という俗説が結びつかないのです。「シャンプーを使って髪を洗ったら、私の髪はとてもきれいになりました。そこで『髪は女性の命』という言葉を思いだしました。だから、シャンプーで髪を洗う大切さが良く分かりました。」と言えば合理的な表現ですが、この人はシャンプーで髪を洗った事がないのでしょうか。

それに「髪は女性の命」は英語になじみません。Hair is women's life.と翻訳しても何の事か分かりません。「髪は女性にとって命と同じくらい大切である」という意味ですが、本当ですか?強盗に襲われて『髪を切るか、命をおとすかどっちにする?』と聞かれたら髪を切るか、命をおとすか迷いますか?日本語には英語になじまない誇張があります。

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